「ロッキー」(Rocky)
(1976年/118分/United Artists作品・ユナイト映画配給)
パンフレット
■STAFF
製作総指揮:ジーン・カークウッド
製作:
ロバート・チャートフ、アーウィン・ウィンクラー
監督:
ジョン・G ・アビルドセン
脚本:
シルベスター・スタローン
撮影:
ジェームズ・クラブ
美術:
ジェームズ・H ・スペンサー
プロダクション・デザイナー:
ビル・キャシディ
メイキャップ:
マイク・ウェストモア
音楽:
ビル・コンティ
ボクシング指導:
シルベスター・スタローン
スタント指導:
ジム・ニッカーソン
録音:
B ・ユージン・アシュブルック
■CAST
ロッキー・バルボア:シルベスター・スタローン
エイドリアン:
タリア・シャイア
ポーリー:
バート・ヤング
アポロ・クリード:
カール・ウェザース
ミッキー:
バージェス・メレディス
ガッツォ:
ジョー・スピネル
マイク:
ジミー・ガンビーナ
特別出演:
ジョー・フレイジャー
愛犬バッカス:
バッカス・スタローン
■STORY
フィラデルフィアに住むうだつの上がらぬ男、ロッキー・バルボア。人はいいが、ヤクザの手先など捨てばちな青春を送ってきた、今年三十歳になる四回戦ボクサーだ。その日暮らしの生活を送っていたロッキーだったが、ある日突然、彼に一世一代の大チャンスが訪れる。

世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリードが、無名のロッキーを挑戦者に指名したのだ。
この人生最大の賭けに挑むべく、ロッキーの孤独な闘いが始まった・・・。

「もし、15ラウンドのゴングが鳴ってもまだ立っていられたら、
   俺はただのチンピラじゃないってことを初めて証明できる。」

・・・下町の仲間の声援、そして恋人エイドリアンの愛を背に受けたロッキーは、人生のすべてを賭け、
今、決戦のリングへ向かう!
■解説

★現在、この作品の解説文は「改訂版」を作成中なのですが、まだまだ時間が掛かりそうなので、以前の解説文をそのまま掲載しています。(自分としては、以下の解説文は納得のいかない、非常に幼稚な解説文だと思ってます。文章そのものも短かくてつまんねぇし。
つーかオレはアホだから、短くて幼稚な文章しか書けねぇんだよ!文句あっか??)

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この作品に関しては、もう今さら説明はいらないでしょう。
当時、全くの無名役者だったスタローン自らが、たった3日間で脚本を書き上げ、主役の座まで射止めてしまったという伝説的作品。(まぁ3日間といっても下書きが出来上がっただけであって、実際に全ての部分が完成するまでには3ヵ月くらいかかったそうです。)

オレにとっての生涯bP映画・・・それはこの「ロッキー」だ。
これから先、スタローンがどんなにすばらしい映画を作ろうとも、どんなに面白い映画を作ろうとも、「ロッキー」を超えることはないだろう。それほどまでに、オレにとってこの作品はダントツにすばらしいのである!!


その後に作られた続編の影響で、ロッキーシリーズを「アクションシリーズ」と勘違いしてるバカがよくいますが、少なくともこの1作目だけは完全な人間ドラマである。(2作目も人間ドラマですね)この映画にとってのボクシングシーンは、あくまで作品の背景であって、「マッチョスターが暴れ回るスポ根もの」などと勘違いされては困る。(まぁ4作目などはアクション色が強い、というか、ほぼアクション映画ですが。)

ボクシングしか能の無いゴロツキで、周囲にもバカにされてる。それでも懸命に生きている。エイドリアンやポーリーやミッキーや下町の仲間たち。みんなで支え合って生きている。そんな下町の人間模様と、ロッキーとエイドリアンの「純愛」こそが、この映画のメインテーマ。どこか中学生のようなロッキーの告白、初めてのデート・・・これは立派な「純愛映画」である。そしてこの映画は、不器用な生き方しか出来ない、だが懸命に生きる男の優しさを描いた最高のドラマである!こジャレた今どきの恋愛映画や「月9ドラマ」なんか見るより、この「ロッキー」を見たほうが百万倍泣けるぜ!

映画の冒頭、場末のリングで戦い、顔を腫らして家路につくロッキー。
アパートでロッキーを迎えてくれるのは2匹のカメと金魚・・・。

「ご主人様が帰ったぞ。腹減ったか?」

そう、このシーンだけでロッキー・バルボアという男のすべてを表現しているといっても過言ではない。ロッキーの人柄、優しさ、そして孤独さをこのワンシーンだけで表現している。カメや金魚に向かってボソボソと独り言をいうロッキーを見る度にホッとするような、だがなぜかワケも無く切なくなるのはオレだけか?やがて部屋の鏡に写る今の顔と、少年だった頃の自分の写真を見比べてみれば、なんて無様な今の俺・・・。

「こんなはずじゃなかった。オレは一体何をやってるんだ・・・。」

もちろんそんなセリフは出てこない。しかし、この時のロッキーの表情・・・あの表情の奥深くはきっとこんな気持ちだったに違いない。ボクサーといっても場末のリングに上がるだけ。もちろんそれだけでは食えない。じゃあ何をやってるのか?ヤクザの使い走りの借金取りだ・・・。みじめな人生送ってる、そんな自分が情けない・・・。この映画には、ボクシングシーンよりも、もっと重要な部分がこういう所にあるんだよね。

ロッキー・バルボアという男はね、人前じゃ決して悲しい顔なんかしない。顔で笑って心で泣く男。そして何より“優しい”。「金を返さない奴は指を折って来い」とボスに命令されても、指を折るどころか殴ったりもしない。取り立て相手の名前のスペルをボスに尋ねても、「辞書を引け!」っと言われておしまい。そう、ロッキーは字もロクに読めない。ボスの子分にバカにされたロッキーの、あの何とも言えない表情と寂しそうな後ろ姿は、何度見ても切なくなる。こんなちょっとした場面にも、ロッキーという男の優しさを垣間見ることが出来る。ロッキーって奴はさぁ、汚い仕事をしていても、悪に徹しきれない優しい男なんだよね・・・。

ボクシングジムでミッキーと口論する場面も忘れられないね。
ロッキー:「6年もここへ通ってるのに、なんでオレをバカにするんだ?」
ミッキー:「教えて欲しいか?」
ロッキー:「あぁ、教えてほしいね!」
ミッキー:「じゃあ教えてやらぁ!今の自分を見てみろ。せっかく恵まれた素質を持ってたのによ、
       ケチな高利貸しの集金屋に成り下がってるじゃねぇかよ!」
ロッキー:「生きるためだ。」
ミッキー:「クズの人生だ!」

返す言葉もないロッキーは、寂しそうにジムを出て行く・・・。そりゃあ返す言葉も見つからねぇわな。 だって本当にクズの人生だもんよ・・・。ボクサーとしても中途半端。社会人としても中途半端。おまけに男としても中途半端。これじゃホントにダメダメ野郎じゃん・・・。でもよ、こういうロッキーの“ダメ男ぶり”こそが、多くの観客の共感を呼んだ最大の理由だと思うんだよね。世の中さぁ、聖人君子のように生きてる奴なんていないし、生まれてからずっと順風満帆の人生送ってる奴も少ない。10代の頃に描いてた“でっかい夢”を本当に実現できた人ってのも少ないだろうね。ほとんどの大人たちは、叶わぬ夢を捨て、“妥協人生”を送ってるってのが現実だろう・・・。で、オレを含めたそんな奴らの代表がロッキー・バルボアであり、それを演じたスタローンなんだよね。

そう考えるとさ、10代や20代前半の肉体的にも若く、失敗が許される年齢の者にとっての“純粋な夢への挑戦”と、ロッキーのような三十男の“どん底から這い上がるための男の挑戦”ってのは、同じ挑戦でも意味が全然違うと思うんだよね。若い奴の挑戦は、それはそれでいいのよ。どんどん挑戦して、どんどん失敗しろ。若いうちの失敗は、失敗とは言わない。すべてが人生の糧になる。若いうちの貧乏も、それは貧乏とは言わない。たとえ貧乏でも、己の夢だけを追える環境に自分がいる事をありがたいと思え。大人になったらそうはいかないから。人間は一度どん底に落ちなければダメなんだよ。そこから如何にして這い上がるか?それが男の人生ってもんだぜ!はっきり言って10代や20代前半のうちに夢を叶えちまった奴なんざぁ、ロクな大人にならねぇ!(思いっきり偏見) 若者よ、一度でいいからどん底まで落ちろ!そして地獄を味わえ!(単なるオヤジの説教)

で、そういったどん底の辛さや底辺の生活を知ってるロッキーだからこそ、オレたちはそんな“ダメ男くん”を応援したくなるのよ。ところが、ここを分かってないバカは、「いきなりチャンスが巡ってきたロッキーには納得いかない。他のもっと努力してるボクサーたちが可哀想」とか、つまんねぇケチをつけやがる。つまりコイツは「ロッキーだけズルイ!不公平だ!」っと言いたいのだろう。結論・・・お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜?(爆)ホント、わかってねぇよな。そうじゃねぇんだよ。「ロッキー」って映画はチャンピオンを目指すボクサーの話じゃねぇんだよ。夢に向かって頑張る若者を描いたクサイ青春映画でもねぇんだよ!だいたい、ロッキーは世界チャンピオンになろうなんてこれっぽっちも思ってねぇんだよ!

いいか、よく聞けバカども。
「ロッキー」って映画はよ、きっかけどーこーなんて論外なんだよ。そんな部分はどーでもいいんだよ。ロッキーは世界チャンピオンになりたくてアポロと戦ったんじゃない。ヒーローになりたかったわけでもない。ロッキーが人生のすべてを賭けて世界王者に挑んだ理由はただ1つ・・・

「今までの中途半端な人生にケリをつけるため。」

これしかないでしょ。そしてロッキーは見事にケリをつけた。“試合”には負けたが“勝負”に勝った。“人生”に勝った。そして“己”に勝った・・・。もう何も言う事はないよ。「ロッキー、よくやったぞ!スタローン、あんたもよくやったぜ!」

さてさて、この映画の中で最も感動的なシーンといえば、あの「エイドリアーン!!」があまりにも有名ですが、実はこの他にも、あのラストシーンに匹敵するほどの名場面が数多くある。例えば夜の街、近所の女の子に「付き合う相手を選べ」と説教すれば、逆に「このバカ野郎!」と罵られ、これまた返す言葉もないロッキー。オレはこのワンシーンがたまらなく好きだ。だってガキにまでバカにされてんのに何も言い返そうとしないなんてさ・・・みじめだけどカッコイイぜ。確かに女の子からすれば、「お前みたいなチンピラに説教されたかねぇよ!」っと思われて当然だろう。でもあの時のロッキー、大きな背中が小さくなって泣いてたね・・・。たまらなく寂しそうな顔してたよね・・・。だからこそ、あんたはカッコイイ。

しかし何と言ってもこの作品で絶対に忘れてはいけない感動的な場面といえば、これしかない。アポロとの試合が決まったロッキーのアパートに、話を聞きつけやって来たミッキー。ミッキーは昔の自慢話やらマネージャーの必要性やらを一生懸命ロッキーに話す。ところがロッキー、そんな話には聞く耳持たず・・・。遂にはミッキーを怒鳴りつけ追い返してしまう。そりゃそうだろ、今まで人を散々バカにしてきたくせに、今さら何だ・・・。寂しそうにドアを開け出て行くミッキー。そのうしろにはロッキーの怒鳴り散らす声。

「全盛期だと?オレはどうなるんだオレは!!オレにはそんなもん、いっぺんもなかった。力になりたいだと?だったらこのブタ小屋でオレと一緒に暮らしてみろよ!お前にそれが出来るか!」

トボトボ歩くミッキーの小さな背中が泣いている・・・・・・・っとその時、アパートを飛び出しミッキーを追いかけるロッキー。ここだよここ!このシーンはラスト以上に泣ける場面なんだよ!この和解シーンにセリフはなく、ただひたすら引きの映像で魅せる。ロッキーがドアを開け飛び出す瞬間、ビル・コンティの感動的なピアノが切なさを盛り上げる。う〜ん、何度見ても泣ける最高のシーンだね。あれだけ人をバカにしていたミッキーを、それでもやっぱり引き止める。泣かせるじゃねぇか・・・あんた、涙が出るほど優しい男だぜ・・・。


さて、映画史に残る名作「ロッキー」ですが、オレが思うに、この映画は“史上最も観る者に影響を与えた映画”だと思うんですよね。そりゃまぁ、どんな映画だって多少なりとも影響を与えるものでしょうが、「ロッキー」の影響力というものは、他の映画とは次元が違う。なぜなら「ロッキー」の場合、無名の貧乏役者であるスタローンが自分自身で脚本を書き、売り込み、主演し、アカデミーまで持ってった。要するに、この映画は“ただの映画”ではないのである!!!だから色んなところに影響を与えてしまう。例えば・・・

ロッキーに憧れてボクサーを目指す奴、スタローンに憧れて役者を目指す奴、自分で脚本を書いて売り込む奴、あるいはウッチャンのように映画監督を目指す奴、さらには、下積みが長くいつまでも芽が出ない役者が“まだ終わっちゃいない”っともう一度がんばることだってあるだろう。この中でも特に多いのは、やっぱりロッキーに憧れてボクサーを目指した奴や、本当にボクサーになっちまった奴だろうと思う。こういう単純な男、きっと世界中にゴマンといるんだろうね。(笑)

日本にも辰吉や畑山のように「ロッキー好き」を公言してくれる世界王者もいる。ボクサーになったきっかけを「ロッキーに憧れて」っと、はっきり言っていた渡辺雄二っていう元世界ランカーもいたね。彼は、どんなボクサーになりたいか?という質問に対しても、「ロッキーみたいになりたいです。」と、これもまたはっきりと答えていた。

実はオレもね、ロッキーに憧れてボクサーを目指してた時期があった。それもほんの数年前まで。でも、「なんでボクサーになりたいの?」って人に聞かれたとき、「ロッキーを見たからです。」とは正直、言いにくかった。もしそんなことを言えば、「なんだ、映画かよ!」っとバカにされるのは目に見えてるし、そういうこと言う奴って必ず 「映画と現実は違うんだから」とか余計なお世話なこと言うでしょ?オレはそれがイヤだった。正直に答える度に人にバカにされるのがたまらなくイヤだった。でもやっぱりロッキーみたいになりてぇ!スタローンみたいになりてぇ!・・・っと今でも思い続けてるオレってカワイイっしょ?(爆)。

おっと、映画の解説から思いっきり脱線してますね。失礼しました(笑)
では話を戻します・・・

“映画史上最も観る者に影響を与えた映画”の次は、“映画史上最も有名なテーマ曲”について。それはもちろん「ロッキーのテーマ」!!これはもう誰も文句はないでしょう。映画を見ない人でも、ロッキーを知らない人でも、み〜んな知ってる曲だよね。(10代以下は微妙だけど)そしてそして!!やっぱりあの「エイドリアーン!!」は、“映画史上最も有名なラストシーン”と言えるでしょう。このラストシーンに知名度で匹敵する映画があるとしたら、それは「卒業」くらいかな。でもオレ、最後の「エイドリアーン!」よりも、その直前の14ラウンドのシーンのほうが好きなんだよね。「あなたが殴られる姿は見たくない」と言ったかどうかは知らないが(笑)、とりあえずは控室で待ってるエイドリアン。しかし試合も終盤、会場からかすかに聞こえてくる歓声。やがてエイドリアンは我慢できずに試合会場へ・・・。するとまさに今、ロッキーがぶっ倒れてるじゃねぇか!!っと、たまらず目を伏せるエイドリアン。でも・・・

「愛する男が命懸けで戦ってる姿をしっかり見なさい!」っと自分に言い聞かせるかのように、意を決してもう一度リングに目をやるエイドリアン・・・。くぅー!!!泣かせるぜ!!!ってか泣いちまったぜベイビー!!

っということで、「映画史上最も有名なラストシーン」・「映画史上最も有名なテーマ曲」・「映画史上最も観る者に影響を与えた作品」、この3つは今後、破られることのない偉業だと思うのはオレだけだろうか・・・?あ、そうそう、「一見ブサイクな女が、メガネを取ったら意外と美人だった」という“エイドリアンの法則”は、今の時代でも健在ですね(笑)。

で、そのエイドリアンといえばタリア・シャイアですが、この人もまさに適役!他のキャストでは考えられないくらいにハマってましたよね。男と付き合ったこともないようなネクラな三十路女を、タリア・シャイアは見事に演じきった。最初はメガネのイモねぇちゃんだったのが、映画が進むにつれてだんだん綺麗になっていく・・・。ここの描き方はすごく良かったね。つまり「♪恋する女は綺麗さ〜」ってやつです(笑)。そんなエイドリアンはシリーズを追うごとに強く、たくましくなっていく。「1」と「2」では男に尽くすタイプの弱い感じの女性でしたが、それが「3」では形勢逆転(笑)。いつしかエイドリアンは、弱音を吐いてるダンナのケツを蹴っ飛ばす恐妻と化していく・・・(爆)

ポーリーを演じたバート・ヤングも忘れちゃいけない。
これまた他の人では考えられないくらいのベストキャスト。絵に描いたような“ダメ兄貴ぶり”を、彼は素晴らしい演技で魅せてくれる。なんかこう、ポーリーとエイドリアンの兄妹ってのは、「寅さんとさくら」みたいだよね(笑)典型的な“出来の悪い兄貴”と、“しっかり者の妹”ってやつ。で、ロッキー同様、ポーリーも社会の底辺で生きてる“ダメ男くん”・・・。バカなんだけどアホなんだけど、根は妹想いの優しい兄貴。だからやっぱり憎めないキャラなんだよね。

ところでこの映画、物語途中でアポロとの大試合が決まるまでは、ただひたすら何気ない日常を描いている。そんな日常の場面が淡々と続く前半部分などは、恐らく若い奴らにとっては退屈に映るであろう。実際、オレが初めてこの映画を見たのはまだ小学生の頃。正直言って、当時は全く面白いとは思わなかった。「1」よりも「4」のほうが圧倒的に面白く感じた。ま、そりゃそうだ。何気ない日常を子供に見せられても、面白いわけがない(笑)。そんなんよりも、雪の中を走り、山を登り絶叫し、ロシアの巨人ドラゴと戦う映画のほうが子供にとっては百倍楽しめる。

でも自分が大人になるにつれて、この映画がなぜ傑作と呼ばれるのか、やっとその意味が分かってきた。そう・・・この映画の本当の良さが分かった時、“少年” は “男”になるのである・・・(笑)。

それにしても、いろんな「アメリカン・ドリーム伝説」がある中で、この時のスタローンの登場ほど劇的なものはない。もはやハリウッドの最強伝説。もし、これを超えるスター伝説があったら、ぜひ聞かせてくれって感じです。(ないでしょ絶対。)

フィラデルフィアの下町に行けば、今日も元気にロッキーが町を走ってるような気がする・・・。
観る者をそんな気持ちにさせてくれる映画って、少ないよね。

(この作品が完成するまでの、もうちょい詳しい説明は、「Biography」を参照してください。
又、撮影時の裏話についての詳しい解説は近日、いや、いつかは必ずUPする予定です。笑)
■DATA
全米公開日:1976年11月21日
日本公開日:1977年 4月16日

総製作費:
$1,000,000
全米興収:
$117,235,247
日本配収:
12億1600万円
世界興収:
$225,000,000
全米レンタル収入:
$56,525,000

スタローンの出演料:
$22,500+売り上げの10%

[アカデミー賞]
最優秀作品賞:
受賞
最優秀監督賞(ジョン・G ・アビルドセン):
受賞
最優秀編集賞(Richard Halsey、Scott Conrad):
受賞
主演男優賞(シルベスター・スタローン):ノミネート
主演女優賞(タリア・シャイア):ノミネート
助演男優賞(バート・ヤング):ノミネート
助演男優賞(バージェス・メレディス):ノミネート
脚本賞(シルベスター・スタローン):ノミネート


その他の賞は、こちら。
■宣伝コピー
[アメリカ]
「His whole life was a million‐to‐one shot.」

[日本]
「15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた・・・」
■サウンドトラック
サントラジャケット
発売元:東芝EMI
 (1977年発売)

[収録曲]
 1.GONNA FLY NOW
(ロッキーのテーマ)
 2.PHILADELPHIA MORNING
(フィラデルフィアの夜明け)
 3.GOING THE DISTANCE
(ロード・ワーク)
 4.REFLECTIONS
(反射神経)
 5.MARINE'S HYMN/YANKEE DOODLE
(マリンズ・ヒム/ヤンキー・ドゥードゥル)
 6.TAKE YOU BACK
(テイク・ユー・バック)
 7.FIRST DATE
(初めてのデート)
 8.YOU TAKE MY HEART AWAY
(貴方に夢中)
 9.FANFARE FOR ROCKY
(ロッキーのファンファーレ)
10.BUTKUS
(バッカスのテーマ)
11.ALONE IN THE RING
(孤独のリング)
12.THE FINAL BELL
(最終ラウンド)
13.ROCKY'S REWARD
(ロッキーの報酬)



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