「オーバー・ザ・トップ」(Over the Top)
(1987年/94分/ゴーラン=グローバス・プロ製作、キャノンフィルム提供/東宝東和配給)
パンフレット
■STAFF
製作総指揮:ジェームズ・D ・ブルベーカー
製作:
メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス
監督:
メナハム・ゴーラン
製作担当:
トニー・ムナホ
製作マネージャー:
ダンカン・ヘンダーソン
原案:
ゲーリー・コンウェイ、デビッド・C ・インゲルバック
脚本:
シルベスター・スタローン、スターリング・シリファント
撮影監督:
デビッド・ガーフィンクル
編集:
ドン・ジマーマン
プロダクション・デザイナー:
ジェームズ・L ・ショッペ
美術監督:
ウィリアム・ラッド・スキナー
衣装:
トム・ブロンソン
SFX監修:
デニス・ピーターソン
音楽:
ジョルジオ・モロダー、ハロルド・フォルターメイヤー、キース・フォーシー
■CAST
リンカーン・ホーク:シルベスター・スタローン
マイケル・カトラー:
デビッド・メンデンホール
ジェイソン・カトラー:
ロバート・ロッジア
クリスティーナ:
スーザン・ブレークリー
ルーカー:
テリー・ファンク
ティム・サランガー:
クリス・マッカーティ
マクブルーム:
ロス・セントフィリップ
デム:
マービン・コーエン
スマッシャー:
マジック・シュワーツ
ボブ“BULL”ハーレイ:
ジョン・ミントン
“BIG BOY”リッチー:
ジミー・キーガン
ジョン・グリズリー:
ブルース・ウェイ
ジム・オルソン:
マイケル・フォックス
カール・アダムス:
ランディ・ラネイ
ボスコ:
リック・ザンウォルト
■STORY
放浪のコンボイ・トラッカー、リンカーン・ホーク。
10年前、彼は義父との確執から追い出されるように家を出た。
しかし彼の心には常に、生き別れた妻と息子マイケルの姿が焼きついている。
旅行く先々で、得意のアームレスリングの賭けゲームに熱中することだけが、
ホークの孤独をまぎらす唯一の手段だった。

彼は今、重病で入院した妻の願いで、生き別れた息子マイケルと再会しようとしていた。
しかし、10年ぶりに再会したマイケルは、自分を捨てた父を恨み、憎んでいた。
そんなマイケルの心を開き、父親としての愛情を示そうとするホーク。
ぶつかり合いながらも息子と二人で妻の病院へと向かうが、父子を待っていたのは妻の死であり、
ようやくホークに心を開きかけていた息子も義父の元へ去ってしまった。

そんな中、ホークはかねてから熱望していたアームレスリングの世界選手権への出場を決める。
息子への想いをぶつけるように世界の強豪たちと死闘を繰り広げるホーク。
そしてついに彼が決勝戦に進出したそのとき、会場に息子のマイケルが姿を現わし、ホークに声援を送る。息子の応援に力をみなぎらせたホークは、最後の決戦の場へ向かう・・・。
■解説

★現在、この作品の解説文は「改訂版」を作成中なのですが、まだまだ時間が掛かりそうなので、以前の解説文をそのまま掲載しています。(自分としては、以下の解説文は納得のいかない、非常に幼稚な解説文だと思ってます。文章そのものも短かくてつまんねぇし。
つーかオレはアホだから、短くて幼稚な文章しか書けねぇんだよ!文句あっか??)

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男なら誰でも経験があるだろう。
学校で腕相撲に明け暮れた毎日。帽子を後ろ向きにかぶり、下くちびるを前に突き出して、いざ勝負!!負けそうになったら指を組みかえる!おいおい、それは反則だろ!なんて声も聞こえない!!そして、「うぉぉー!!!」と叫んで相手をぶっ倒したその瞬間、頭の中で「IN THIS COUNTRY」が流れ始める!!


ね?みんなこういう経験あるでしょ?(笑)

「スタローンのスタローンによるスタローンのための映画」
それはまさにこの作品のことを言うのだろう。

この映画の見せ場はアームレスリング。要するに腕相撲映画です。
腕相撲を題材に映画を一本撮ってしまうスタローンは、やっぱりスゴイですね。

実はオレにとってこの映画は、スタローン映画の中でも、かなり好きな作品なんです。(3本の指に入る!)初めてこの映画を見たときからすっげー大好きで、ストーリー、音楽、そしてスタローンのカッコ良さ、すべてが完璧の映画。オレにとってはね(笑)。でも、この映画がもしアームレスリングがメインの単なるアクション映画だったら、そんなには好きになってなかったと思う。

しかしこの映画は、父と息子の親子愛を描いた作品で、尚かつ、一種のロードムービーでもある。
そして、「ロッキー」にとってのボクシングシーンが、あくまで映画の背景であったのと同様、
この「オーバー・ザ・トップ」の腕相撲シーンも、あくまで映画の背景でしかないのである。

ラスベガスに向かうまでの、親父と息子の絆が深まっていく様子を、ロードムービーっぽく描いていく。この展開、オレは最高に好きだね。この映画を、「安易な親子愛を描いた駄作」なんてバカにしやがる連中も多いが、余計なお世話だっつーの!!
人がせっかく感動してるっつーのに、「安易」だと?ふざけんなこの野郎!

まぁ話は単純明快、いつものスタローン映画だし、単なるアームレスリング版「ロッキー」なのかもしれない。でもそれでいいのよ。それでこそスタローン映画。
スタローンが出ているというだけで、なぜかどんな映画もバカにされてしまうが、
オレにとっちゃこの映画はアカデミー賞もんの大傑作なんだよ!文句あっか??

そしてこの「オーバー・ザ・トップ」は、音楽も最高!全篇に渡って良い歌ばっかり!
特に好きな曲は、ロビン・ザンダーの「IN THIS COUNTRY」だね。
この曲は、映画のオープニングと、ラストでスタローンが勝つシーンに使われてますね。
あのラストのホークが勝つ瞬間は、何度見ても泣ける。この曲が感動を盛り上げてくれてます。
ちなみに、この「IN THIS COUNTRY」は、日本のF 1番組のテーマ曲として使われた時期もありましたね。

まぁ使うのはいいけど、なんかフジテレビが、「これはうちの番組のテーマ曲です」みたいに、我がもの顔で使ってるのが、ちと気に食わない。シングルCDのジャケットもF 1の写真だしさぁ。ま、裏にちゃんと「アルバム/オーバー・ザ・トップ収録」って写真つきで載ってるけどね。でもたぶん日本では、この曲を「オーバー・ザ・トップ」のサントラではなく、F1のテーマだと勘違いしてる人の方が多いと思う。そういえば、とんねるずの「生ダラ」でカートやったときも、この曲よく使われてたなぁ。


最後にこの映画の興行的な話をすると、まずアメリカでは大失敗(笑)。評価ももちろん最悪。
ところが反対に、この日本では結構ヒットしました。スタローン映画はこういうパターンが多いですよね。さすが、すでにあの頃からスタローンは、本国アメリカよりも日本のほうが人気が高かったということか。


ちなみに、この映画に出てくるマイケル少年のモデルとなったのは、スタローンの実の息子セスです。セスは生まれつき自閉症で、未だに父親のスタローンとキスをする事さえも拒むそうです。
スタローンは、「息子が心を開いてくれるなら、俺は何だってするよ」と、以前インタビューで語ってました。
■DATA
全米公開:1987年 2月13日
日本公開:1987年 2月14日

全米初登場:
4位(3週連続TOP10入り。)
オープニング興収:
$5,149,200(2/13〜16)
上映館数:
1,758スクリーン

総製作費:
$38,000,000
全米興収:
$16,057,580
日本配収:
12億4100万円

スタローンの出演料:
$12,000,000

[ラズベリー賞]
最低主演男優賞(シルベスター・スタローン):ノミネート
最低助演男優賞(デビッド・メンデンホール):
受賞
最低新人賞(デビッド・メンデンホール):
受賞
■宣伝コピー
[アメリカ]
1.「Lincoln Hawk will fight for his son the only way he knows how.」
2.「Rocky, Rambo, Cobra And Now _Hawk_, In The Biggest Fight Of His Life.」


[日本]
1.「炎の絆を勝ち取るまで・・・俺の戦いは終わらない!」
2.「今燃える全米5,000キロ!挑むは世界最強のアームチャンプたち!!
   熱狂のオーバー・ザ・トップ<奇跡の逆転>へ、怒涛のクライマックスが待っている!」
■サウンドトラック
サントラジャケット
発売元:CBS/SONY
発売日:1987年 2月26日

[収録曲]
 1.WINNER TAKES IT ALL
(オーバー・ザ・トップ/サミー・ヘイガー with エディ・ヴァン・ヘイレン)
 2.IN THIS COUNTRY
(ロビン・ザンダー)
 3.TAKE IT HIGHER
(ラリー・グリーン)
 4.ALL I NEED IS YOU
(ビッグ・トラブル)
 5.BAD NITE
(フランク・スタローン)
 6.MEET ME HALF WAY
(心の夜明け/ケニー・ロギンス)
 7.GYPSY SOUL
(エイジア)
 8.THE FIGHT
(インストゥルメンタル/ジョルジオ・モロダー)
 9.MIND OVER MATTER
(ラリー・グリーン)
10.I WILL BE STRONG
(エディ・マネー)



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