「Party at Kitty and Studs」
(1970年/60分/日本未公開)
「ザ・イタリアン・スタローン」・表
「ザ・イタリアン・スタローン」・裏
■STAFF
製作:スタンリー・マークス、モートン・ルイス
監督、脚本:モートン・ルイス
撮影:ロルフ・ラーブ
音楽:ケイ・レオデル

■CAST
キティ:ヘンリエッタ・ホルム
スタッズ:シルベスター・スタローン 他。

・スタローンが下積み時代に出演したソフトコアポルノ。あまりの出来の悪さに製作当時は未公開に終わったが、スタローンが「ロッキー」によって大スターとなったため、「The Italian Stallion」と改題され、アメリカでビデオ発売された。ちなみに、この時のスタローンの出演料は、わずか200ドルだったという。

日本では、「ザ・イタリアン・スタローン」というタイトルでビデオ化されてます。このビデ
        オ、初めて見たのはオレがまだ小学生の頃でした(笑)。ポルノとは知らずにビデオ屋で
        借りてきてしまい、家族で見てしまった・・・。だって普通の映画のコーナーに置いてあっ
        たんだもん(爆)。でもこれって、ポルノというほどキツイ内容ではないです。裸の男女が
        手をつないでグルグル回ったり(日本でいうところの“かごめかごめ”みたいな)、最後ま
        でワケのわからん乱交パーティーが続くという、なんともお粗末な内容。ま、家族で見る
        にはかなりキツイですけど(笑)。
「Ring a ring o'roses」
(1970/日本未公開)
「Party at Kitty and Studs」と同時期に製作された、こちらもソフト・コアポルノ。

 こっちのビデオは見たことないですが、ファンとしてはぜひ見てみたいですね。
 たとえポルノ映画でも、スタローンはスタローンなんだから・・・(笑)。
「レベル(REBEL)」(No place to hide)
(1970年/80分/日本未公開)
「レベル」■STAFF
製作:デビッド・B ・アップルトン、ロバート・シュニッツァー
監督、脚本:ロバート・シュニッツァー
脚本:ラリー・ベインハート
撮影:マーティ・クノッフ
音楽:ジョゼフ・デラコート

■CAST
シルベスター・スタローン
アントニー・ペイジ
レベッカ・グライムス
             ビッキー・ランカスター
             ロイ・ホワイト 他。

          ・スタローンは元過激派学生の若きテロリストを演じている。この作品も出来が悪い
          ためおクラになったが、「ロッキー」後のスタローンの大出世により1980年、「REBEL
          (レベル)」と改題され劇場公開された。(最初のタイトルは「No place to hide」。)

          この作品はまぁ、一応ちゃんとした映画になってます(笑)。学生の自主制作映画の
          ノリで、結構楽しめました。又、この作品をメチャクチャに編集し直した、「レインボー」
          ってのが1990年にビデオ化されましたが、あれは見ない方がいいです。ホント、最
          悪です・・・。
「MASH」
(1970年/118分/日本公開:70年7月10日/20世紀フォックス配給)
■STAFF
監督:ロバート・アルトマン

■CAST
ドナルド・サザーランド
エリオット・グールド 他。

・スタローンはエキストラとして二週間だけ、この映画の撮影に参加している。
・・・・が、しかし、どこに出てるかは発見できませんでした。
恐らく、大勢いるエキストラの中のどっかに映ってるか、カットされたかのどっちかでしょう(笑)


ところでこの映画、世間の評価は高い作品なんですが、個人的には全く面白くなかったです。
多分、もう二度と見ないと思う(笑)
「ふたりの誓い」(Lovers and other strangers)
(1970年/92分/全米公開:70年8月12日/日本公開:71年10月10日/20世紀フォックス配給)
「ふたりの誓い」
■STAFF
監督:サイ・ハワード

■CAST
ダイアン・キートン
ピーター・アーサー
ボニ−・ぺデリア 他。

        ・ダイアン・キートンのデビュー作。
         スタローンはセリフなしのエキストラ出演。

               これは、もうどんな映画だったのかも忘れました(笑)。
「コールガール」(Klute)
(1971年/115分/日本公開:71年10月16日/ワーナー配給)
「コールガール」
■STAFF
監督:アラン・J ・パクラ

■CAST
ジェーン・フォンダ
ドナルド・サザーランド 他。

・スタローンはアルバイトで一日だけ撮影に参加。エキストラ出演。
           この作品の18年後に再びドナルド・サザーランドと共演するとは・・・。
           しかもこの映画ではエキストラだったほうが、主役に昇格だもんね。
           まさに大逆転。人生どこでどうなるか分かりませんね。
「ウッディ・アレンのバナナ」(Bananas)
(1971年/81分/全米公開:71年4月28日/日本公開:82年4月28日)
「ウッディ・アレンのバナナ」・表
「ウッディ・アレンのバナナ」・裏
■STAFF
製作総指揮:チャールズ・H ・ジョフエ
製作:ジャック・グロスバーグ
監督、脚本、主演:ウッディ・アレン
脚本:ミッキー・ローズ
撮影:アンドリュー・M ・コスティキアン
音楽:マービン・ハムリッシュ

・スタローンは冒頭のシーンで、ウッディ・アレン演じる主人公を脅すチンピラ役。
 しかし、クレジットに名前はない・・・。

この作品のスタローン登場シーンは、すぐに分かります。電車のシーンで出てきます。あのシーン、結構笑えるのでまだ見てない人はぜひ見てください。
「Horses」
(1973年/未公開)
■STORY
死の世界から甦ったカウボーイとインディアン。
二人は新しい人生を歩もうとするが、この世のすべてがイヤになり、
ふたたび墓場に戻るのだった・・・・・。

・スタローンが友人たちと2年かけて製作した、16ミリの短編映画。
「ブルックリンの青春」(The Lords of Flatbush)
(1974年/86分/全米公開:74年5月/日本未公開、TV放映のみ)
「ブルックリンの青春」
■STAFF
製作、監督、脚本:スティーブン・F ・ベロナ
共同監督、脚本:マーチン・デビッドソン
脚本:ゲール・グレッカー、シルベスター・スタローン
撮影:ジョゼフ・マンジーン
音楽:ジョー・ブルックス

■CAST
          ペリー・キング
          ヘンリー・ウィンクラ−
           シルベスター・スタローン
           スージー・ブレークリー 他。

         
■STORY
          1957年、ブルックリンのフラットブッシュを縄張りにする、
          4人組の若者の青春を描く。

・この映画でスタローンは脚本にも参加。公開当時「タイム」誌に、「スタローンは変化する世代を見事に演じた。」と、彼の演技に対して好意的な批評が掲載された。脚本については、
悪ガキ時代に自分が使っていた「汚い言葉」を生かしてがんばったようです(笑)。
「The Prisoner of Second Avenue」
(1975年/105分/全米公開:75年3月/日本未公開)
「The Prisoner of Second Avenue」
■STAFF
製作、監督:メルビン・フランク
原案、脚本:ニール・サイモン
撮影:フィリップ・ラスロップ
音楽:マービン・ハムリッシュ

■CAST
メル:ジャック・レモン
         エドナ:アン・バンクロフト 他。

        
■ STORY
         広告代理店に勤める中年ビジネスマンが、
         長年勤め上げた会社を突然クビになる。

         ・スタローンはスリの役で出演。公開当時アメリカの雑誌には、
         「スリの役で出ている、シルベスター・スタローンという新人に注目。」と書かれた。
「ビッグ・ボス」(Capone)
(1975年/103分/全米公開:75年4月/日本公開:77年11月12日/20世紀フォックス配給)
「ビッグ・ボス」
■STAFF
製作:ロジャー・コーマン
監督:スティーブ・カーバー
脚本:ハワード・ブラウン
撮影:ビリス・ラペニークス
音楽:デビッド・グリスマン

■CAST
         アル・カポネ:ベン・ギャザラ
         アイリス・クロフォード:スーザン・ブレークリー
          ジョニー・トリオ:ハリー・ガーディノ
          フランキー・エール:ジョン・カサベテス
          フランク・ニッティ:シルベスター・スタローン 他。

          
■STORY
          1918年、ニューヨーク。
           わざとギャングの身代わりとなり逮捕された男はボスに気に入られ、彼の部下となる。
         やがてアル・カポネと名乗るようになった男はボスを殺すと、シカゴのジョニー・トリオの
         配下に入った。そしてアルは、トリオからもボスの座を奪い、シカゴの暗黒街のすべて
         を手中に収めるが・・・・。

         ・スタローンがB級映画の大プロデューサー、ロジャー・コーマンに気に入られて出演し
         たギャング映画。スタローンはアル・カポネを裏切るギャング、フランク・ニッティの役を
         演じた。
「デス・レース2000年」(Death Race 2000)
(1975年/78分/日本公開:77年6月25日/コロムビア配給)
「デス・レース2000年」
■STAFF
製作:ロジャー・コーマン
監督:ポール・バーテル
脚本:ロバート・ソム、チャールズ・B ・グリフィス
撮影:タク・フジモト
音楽:ポール・チハラ

■CAST
          フランケンシュタイン:デビッド・キャラダイン
         アニー:シモーヌ・グリフィス
         マシンガン・ジョー:シルベスター・スタローン
         カラミティ・ジェーン:メアリー・ウォロノフ
         マチルダ:ロベルタ・コリンズ
         ネロ・ザ・ヒーロー:マーチン・コーブ
         ミラ:ルイーザ・モリッツ 他。

        
■STORY
         西暦2000年、アメリカ国民の唯一の娯楽は、毎年開催される大陸横断レース「デス・
        レース」。それは、完全武装した殺人カーでコース上の人間を老若男女問わずひき殺す
        という、極悪非道のレースだった・・・。


        ・「ビッグ・ボス」同様、こちらもロジャー・コーマン製作によるカーアクション。スタロ
        ーンの役は、主人公フランケンシュタインの最強のライバル、マシンガン・ジョー。この作
        品は伝説的作品として現在でも一部のマニアの間では非常に人気が高いらしい。
        最近、トム・クルーズ主演で「デス・レース3000」としてリメイクするという話があります
        けど、アメリカのスタローンファンは、スタローン自身に続編としてやってほしいみたいで
        す。オレはやってほしくないけど(笑)。ちなみにこの作品のスタローンのギャラは、今で
        は考えられないたったの週1000ドル!!
「さらば愛しき女よ」(Farewell My Lovely)
(1975年/97分/全米公開:75年8月20日/日本公開:76年6月12日/ユナイト配給)
「さらば愛しき女よ」
■STAFF
製作総指揮:エリオット・カストナー、ジェリー・ビック
製作:ジョージ・パッパス、ジェリー・ブラッカイマー
監督:ディック・リチャーズ
脚本:デビッド・Z ・グッドマン
撮影:ジョン・A ・アロンゾ
音楽:デビッド・シャイア

                ■CAST

          フィリップ・マーロウ:ロバート・ミッチャム
           ヘレン・グレイル:シャーロット・ランプリング
           ナルティ:ジョン・アイアランド
           ジョニー:シルベスター・スタローン

         ・私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するハードボイルド小説の映画化。
          スタローンはマーロウを脅すチンピラの役で、出番はほんの数分間のみ。

          この映画の撮影中、スタローンがロバート・ミッチャムを殴るシーンで、
          スタローンはミッチャムをマジで殴り、あとで倍にして殴り返されたとか(笑)。
          きっとスタローンは、セリフのない役しか回ってこない自分に腹が立ち、
          主役のミッチャムを一発殴ってやりたかったんでしょうね(笑)。
「爆走!キャノンボール」(Cannonball)
(1976年/93分/全米公開:76年7月/日本公開:77年12月24日/東映配給)
■STAFF
製作総指揮:ラン・ラン・ショー、グスタフ・バーン
製作:サミュエル・W ・ジェルフマン
監督、脚本:ポール・バーテル
脚本:ドナルド・C ・シンプソン
撮影・タク・フジモト
音楽:デビッド・A ・アクセルロッド

■CAST
デビッド・キャラダイン
ベロニカ・ハメル 他。

■STORY
ロサンゼルス〜ニューヨーク間を激走する過酷なロードレース「トランス・アメリカGP」。
参加者たちは10万ドルの賞金のために命をかける。

・スタローンは小さな役でゲスト出演している。
考えてみれば、スタローンのカーレース映画への出演は、「ドリヴン」が3本目だったんですね。
やっぱり若い頃からレースが好きだったんですね。


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